レッドライト治療は650nmの低出力赤色光を短時間で眼球に放射することにより、眼底血流量が増大して脈絡膜厚が増し、眼軸長の伸びと近視進行を抑制する効果があるとされています。国内では未承認の治療となり自費診療となりますが、今のところ副作用も極めて少なく、すでに30ヶ国以上の医療規制当局が要求する品質、安全性、有効性の基準を満たしており、規制認可が広がってきています。
眼軸長の伸長を抑制することが、近視治療にとって重要であることは知られております。
このEyerising では、眼底に650nmの赤色光を反復して照射することで眼底の血流を持続的に増加させ、強膜低酸素症を緩和します。
緩和された強膜低酸素症によって、強膜のリモデリングが起こることで眼軸長の伸長が遅くなり、結果、近視の進行が遅くなるというメカニズムです。
光を当てるとミトコンドリアに媒介された細胞応答が引き起こされて痛みや炎症が軽減されて治癒が促進されます。このプロセスが疼痛の緩和、炎症の制御、免疫調節、組織再生の促進といった有益な治療転帰をもたらすと言われています。
本治療に用いる機器は、網膜への熱障害を起こさないため、眼球への直接照射は安全であると考えられており、海外で臨床試験においてレッドライト療法は良好な忍容性を示しています。
2022年の研究報告では、8~13歳の近視小児264名にレッドライト治療を行ったところ、近視の進行を76.6%から87.7%抑制できることが示されました。
2年間の継続治療を行ったグループと、途中で治療を中止したグループなどに分けて研究を行ったところ、2年間継続治療での副作用または重篤な有害事象は報告されず、OCT所見において構造的異常は認められなかった。
上記に該当する方は、本治療を行うことができません。
短期的な副作用として、治療後に一時的にまぶしさ、閃光盲、残像が生じることがあります。
通常、治療後に3分間程度目を閉じることでこれらの症状は消失します。また、治療回数を重ねることで症状の持続時間は短くなると言われています。まぶしさ、閃光盲、残像などの症状が5分を超えて続くことが3回以上あった場合は、本デバイスの使用を中止し、処方医の指示に従ってください。
眼の状態によっては来院回数が増える場合があります。ご自身での判断で通院をやめてしまわないようにしてください。
※2年目以後は医師の指示に従って定期検査を受けるようにしてください。
※本治療に関わる治療・検査などの一連の診療行為は、全て自費診療(患者様の自己負担)となります。
※本治療に関するお問い合わせは当院までご連絡ください。
レッドライト治療費 | 事前適用検査費11,000円(税込) ※初年度のみ |
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機器・定期検査費165,000円(税込) ※初年度のみ |
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サブスクリプション料金8,250円(税込) ※1ヶ月毎 |
※初年度の定期検査費には、治療開始後から1・3・6・9・12か月後の計5回分の検査費用が含まれます。
2年目以降 | 定期検査費5,500円(税込) ※1来院毎 |
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サブスクリプション料金8,250円(税込) ※1ヶ月毎 |